劇場版 機動戦士ガンダム00 -A wakening of the Trailblazer-

ガンダムだと思うと、違和感はあるが、OOの完結編、あるいはSFアニメとしては良くできていた。全体としての出来は良かったし、戦闘シーンも非常に派手で、見ていて目が疲れるぐらいだった。話もまとまっていたのだが、宇宙人が出てくるという点で、ガンダムなのかというと、やはり、どうも違うような気はする。もちろん、テレビ版からして、人類以外の存在が出て来うることは、イオリアの計画で、来るべき対話に備えるという話になっていたので、ストーリー上、全く問題はない。逆に言えば、人類以外の存在が出てこないとイオリアの計画は完結しないし、あまり、意味がないことになってしまう。その意味では、この話は必然的な展開であろう。しかし、ガンダムというのは、基本的に、人類同士の話であって、ちょっと、異質な感じはする。ガンダムSEEDでは、人類以外の存在を示唆するような場面もあったが、伏線のままで終わっている。その点を除けば、ロボット物のSFアニメとしては良くできていると思う。登場人物は、あまり、出てこない人とかもいたが、大体、それなりに活躍している。キャラクターのその後に関しては、あまり描かれておらず、想像に任せるといった感じだった。

都心ではなく、地元に近いところで見たが、平日にもかかわらず、結構、混んでいた。やはり、人気はあるようで、パンフレット類は全て売り切れていた。