アニメ終了番組感想2011秋(その2)

神様ドォルズ
原作はコミック。大きな人形のような物を操って闘う話であるが、結構、コメディータッチでもあるのにかかわらず、主要な登場人物がまともではなく、壊れているため、何かと話が捻れていくような展開になっている。原作は読んでいないので分からないが、ストーリーはそれなりに盛り上がる展開で楽しめた。ただ、原作が終了していないので、とりあえず、一定の決着が付いたというか、次の戦いが暗示されて終わっている。その点を除けば、面白かった。見掛けよりも暴力的な話であり、しかも、制御できていない場面が描かれているが、このような話が楽しめてしまうのと言うのは、やはり、現実がそのような空気になってきていると言うことか。


NO.6
ジュブナイル的なSF。あまりちゃんと見ていたわけでもないが、どうも、腐女子的な方向性に振りすぎていたような気がする。ストーリー自体は、ディストピア物としては割とあるような展開だった。


まよチキ!
原作はライトノベル。多少、仕掛けのあるラブコメだが、それなりに楽しめた。見掛けよりもキャラクターの造形は凝っていて、ストーリーもありがちではあるが、意外と丁寧に作られていた。ただ、視点がちょっと引いた感じであり、それはもちろん、主人公の視点が色々な理由で引いているのに対応しているのだが、その点がちょっと面白い雰囲気を醸し出しているのかもしれない。


バカとテストと召喚獣にっ!
第二期。原作はライトノベル。必ずしも、順番などは原作に沿っていないが、主要なエピソードは網羅していたような気がする。第一期に比べると、キャラクターに焦点が当たっているような気がする。割と気楽に楽しめた。


神様のメモ帳
これも原作はライトノベル。原作とは、ストーリーが若干異なるため、多少違和感はあるが、それなりに上手く再構成されていた。雰囲気も微妙に異なるものの、背景などを工夫しており、アニメの特徴を生かしていたように思える。ただ、アニメだと、ニートと言うよりも、チンピラ的なノリが強調されてしまったようであり、この点は原作とは異なるだろう。また、ミステリー的側面も割とどこかに行ってしまったようだが、それなりに楽しめる話にはなっていた。