WHITE ALBUMとCLANNAD 〜AFTER STORY〜

ホワイトアルバムは、結構、賛否分かれる感じだが、やはり、設定を80年代にしたのは大きい。80年代というよりは、携帯電話以前と言うべきか。最近の話だと、美咲がらみでサークルの様子なども描かれているが、ある意味非常に大仰な雰囲気でかなり誇張されているようにも思える。しかし、単に誇張されていると言うだけでもなく、何となく思い出したのが、新本格で描かれている大学のサークルである。考えてみたら綾辻などがデビューしたのは、ちょうどその時代な訳で、当然か。しかし、それだけでなく、携帯電話が本格的に普及する以前は、ある意味あんな感じだった。実際、90年代に入っても、サークルのOBなどの雰囲気は割とあんな感じでもあるわけで、ちょっと懐かしい。一頃、携帯電話の前後で人間関係も変わるみたいな議論もあった気がするが、色々な意味で雰囲気が変わるのは当たり前か。


懐かしさと関わるが、クラナドは、メロドラマ的展開はそれほど、乗れるわけでもないが、それでも、汐はかわいいと思ったりするが、それよりも、公園が何か別のもに変わってしまったりといった描写が時々成される。これは時間の流れを表していて、ありがちではあるが、住んでいるところでも、結構、新しくできる物は色々とあるわけで、こちらの方が実感としては非常に共感するところもあったりする。